小学3年生の勉強のコツ
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勉強のコツ 小学3年生
2019/12/04
「9歳の壁」という言葉をご存知でしょうか?
小学3・4年生にあたるこの年齢の頃になると、各教科で勉強につまずいてくる子供が少なくないということを表した言葉です。
なかでも苦手意識を持たれやすい科目は算数。その理由は、1年生、2年生の頃に比べて、抽象的な学習内容が増えるためです。
3年生になると新しく理科と社会が始まり新学習指導要領の実施に伴い全体の授業数を増加します。
学習する内容も増えるので、この時点でつまずく可能性が高まります。
一度勉強で劣等感を持つと、その後も授業への関わりかたが消極的になる可能性が高まります。
「算数」と「理科」
小学3年生の学習方法について教科毎にみていきましょう。
国語と社会は今までの学習指導要領とあまり変化はありませんが、
算数、理科に関しては、これまで4年生の内容だったのもが入ってきます。
計算の新内容となる4桁の2段階繰り下がりがある引き算、「0」が入る3桁の掛け算は意外とつまずきやすく注意が必要です。
これらの計算は算数の基礎なので、つまずいてしまったら放ったらかしにせず理解することが重要です。
算数は積み上げ学習なので修復せずに放置しておくと、これから先に習うことが積み上げられず、後々大きな苦労をすることになってしまいます。
もう一つのつまずき要素が図形問題です、三角定規やコンパスを使っての作業が難しいという子が多く見られます。
コレを乗り切る方法は家でコンパスを使って慣れることにあります。
遊びで円を書くのもいいでしょう、そうすることによってコンパスの使い方に慣れるだけでなく円の概念も身についてきます。
算数ポイント
かけ算・わり算の筆算、小数・分数の計算、平面・立体図形も繰り返し記憶に定着させましょう。
理科の場合はどうでしょうか「物と重さ」「風やゴムの働き」「身近な自然の観察」が新しく追加される内容になります。
注意が必要なのは「物と重さ」です、材質、体積が同じであれば物の形が変わっても重さは変わらない事と、体積が同じでも重さが違う物があることを習いますが、
同じ材質、体積でも形を変えると重そうな形の方を重いと思ってしまうことがあるみたいです。
これは実践することによりクリアが可能となります遊びを交え一緒に実践することによりスムース理解できるでしょう。
国語と社会
算数、理科に比べて、つまずきにくい国語と社会ですが油断してはいけません、
たとえ計算能力が高くても問題の意味を理解できなければ回答を導けません算数ができるようになるには国語も必要です。
国語はある意味全ての学問の基本なのです、ではその国語の能力を高めるにはどうしたら良いのでしょうか?
それは「語彙力」です。
語彙力とは「語彙(言葉・単語)をどれだけしっているかどうかの力」です。
語彙力を高める最適な方法は読書です、本を読みましょう。
本を読みたくない子に無理やり読ませようとすると逆効果になるので注意が必要です。
また、3・4年生で習う感じの量が増えくることから感じに苦手意識を持つ子が増えてくるのもこの頃です。
漢字対策としても読書は有効です。
国語ポイント
漢字を使いこなし、語彙を豊かにし、感想文などの文章(書く力)を養います。
社会の授業では、住んでる市町村、都道府県について勉強します。
ここでつまずかないようにするには理科の時と同様、実際に触れることで解決できます。
実技的な要素を取り込むようにすれば勉強嫌いになることなく自然に勉強したいという気持ちになる子が多いです。
勉強嫌いにならないようにしようとするばかりに勉強嫌いになってしまう、そうなってしまわないように無理やりなことは絶対にしないでください。